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★ ニューヨークレポート2006年夏★


1.友とキムチと雷と
1年半ぶりのニューヨーク。連日29℃という灼熱のマンハッタン入りとなった。今回はA.I.R.GalleryとCERES Galleryという2ヶ所のグループ展に参加していて、30年近くの付き合いとなる友人と旅することになった。
毎年海外へ旅してる友人なれどニューヨークは初めて。となると、例によって自然史博物館の剥製だの自由の女神だのとまずはおのぼりさんツアーかという懸念は大きく裏切られ、我が友人はチェルシー画廊街行脚に大興奮であった。類は友をよぶと言う。
さて、到着した日は雷雨の悪天候。ニューアーク空港への着陸は遅れるは、市内までのトランスポーテーションもバスは遅延、道は混雑で予定より2時間も遅い夜9時頃、33rd st.のホテルにチェックイン。夜はエンパイアステートビルに上ろうと計画していたものの、雨はやんだが霧模様だったので延期。仕方ないのでエンパイアを通りすぎて向った先は韓国人街。評判の料理屋へ直行し、冷麺と野菜&エビぎっしりの炒飯を頂く。冷麺は、こしの強いツルツルの細麺に甘くやさしい牛のダシ。蒸した牛肉の薄切りと梨のスライスが最高の薬味。つきだしのキムチの量と種類にはびっくり。ジャガイモが入ったもの、鶏肉入り、もやしの浅漬け風など、珍しいキムチが盛りだくさん。冷えたビールで乾杯し、ニューヨーク初日を祝った。酔い心地で外へ出ると、まるで馴染みのおでん屋からの帰りのような気分が。・・あれ?ここは桜坂じゃないよね。今後食べ物レポートにならないよう注意する必要がありそうだ。
"Hello! I'm home!!"と「夜霧のマンハッタン」に向って大きく叫んでみた。
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